賃貸不動産経営管理士、民間資格終了へ
(建通新聞電子版11/1より)
賃貸不動産経営管理士協議会は、2020年度以前に賃貸不動産経営管理士試験に合格していても、国家資格への移行講習を修了しない場合、22年6月15日をもって資格を終了すると発表しました。同日以降、民間資格者は資格者を名乗ることができなくなります。
賃貸住宅管理業の法制化と賃貸不動産経営管理士の国家資格化に伴い、21年度の新規試験合格者を除く民間資格者は、国家資格への移行講習を修了する必要があります。また、宅地建物取引士の場合、指定講習を修了することで国家資格者登録が可能となります。
移行講習の申し込み期限は22年5月15日です。
また、試験合格者で民間資格未登録・有効期限切れの場合の登録・更新を、郵送で22年4月15日まで、ウェブ申請で4月30日まで受け付けています。この場合、実務経験の有無などにより、実務講習を修了することが条件となります。
賃貸不動産経営管理士の有資格者は、21年10月現在で約6万1800人。このうち、約4万8000人が移行講習の申し込みを済ませたものの、いまだに約1万3800人が申し込んでおらず、このままだと無資格になる可能性があります。同協議会は期限に遅れないよう早期の手続きを呼び掛けています。