【宅建業】東京都で「ウサギマーク」に入会するには?

行政書士
はしお事務所

東京都で「全日」(ウサギマーク)に入会する場合を例に、入会手続の流れやどのような書類が提出する必要があるのか、まとめてみたいと思います。

「全日」について

不動産業を始める場合には、「営業保証金」(主たる事務所1,000万円従たる事務所1か所につき500万円)を法務局に供託することが宅建業法で義務付けられていますが、不動産団体に加入すれば、営業保証金の供託が免除され、弁済業務保証金分担金(主たる事務所60万円従たる事務所1か所につき30万円)を預けることで不動産業を開業することができます。

宅建業の保証協会には2種類ありますが、「公益社団法人 全日本不動産協会」(通称「全日」)は、1952年に設立された日本で最も歴史のある不動産団体です。ロゴマークがウサギのため、「ウサギマーク」と呼ばれて親しまれています。

全国47都道府県に地方本部を持つ全国組織で、31000社を超える不動産業者が所属しています。

入会の流れ(東京都で新規開業の場合)

1 都庁へ免許申請
正本と副本を持って都庁で免許申請。受付されると副本が返されます。
【免許申請窓口】東京都庁 第二本庁舎 3階 不動産業課 ③番窓口
【都庁受付時間】月~金(祝日除く) 午前9時~午後5時
都庁への申請直後から協会への受付が可能。
2 全日本不動産協会東京都本部へ入会書類を提出
全日東京会館3階(千代田区)または新宿窓口・立川窓口で受付。
(※新宿窓口・立川窓口では、国土交通大臣免許業者の入会申込受付不可)
3 事務所調査
連絡の後、2名の支部調査員が事務所を訪問する。当日は、代表者および専任取引士が必ず立ち会う。
また、支部によっては、支部長面談がある。
4 入会資格審査後、入会金・弁済業務保証金分担金などの費用を振り込む
5 弁済業務保証金分担金が、協会から法務局へ供託される
※供託には免許番号が下りていることが条件となる
6 免許証受領
【受領場所】東京都庁 第二本庁舎 3階 不動産業課 ③番窓口
【持参するもの】免許通知ハガキ、弁済業務保証金分担金納付書(原本と写し1枚)
7 営業開始

※入会手続きには、1か月程度かかります。

入会に必要な書類

【協会指定提出書類】

1入会申込書
弁済業務保証金分担金納付書
連帯保証人届出書(法人の場合)
誓約書
確約書
写真・取引証の裏表写し
(公社)全日本不動産協会
個人情報のお取り扱いについて
(公社)不動産保証協会
個人情報のお取り扱いについて
レインズ・ラビ―ネット加入申込書
10一般社団法人全国不動産協会入会申込書

【自己で用意する書類】

11免許申請書の写し一式
(更新者は更新申請書)
12【既供託業者のみ】
①宅建免許写し
②供託書(1,000万円分)の写し
13【法人申請者】
①法人印鑑証明書 原本1通
②連帯保証人(代表者)の印鑑証明書 原本1通
14【個人申請者】
個人印鑑証明書 原本1通
他協会社員の場合は
『弁済業務保証金分担金納付書』写し
(供託書写し添付)
既に免許番号が下りている場合は通知はがきの写し
履歴書(都庁申請書で代用)
事務所地図(都庁申請書で代用)
行政書士
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不動産会社を開業するには、宅建業免許申請の手続をあわせて不動産団体への加入手続も必要なため、膨大な準備を要します。

☑仕事が忙しい ☑本業に集中したい ☑スムーズに手続できるか不安 ☑できるだけ早く申請手続を済ませたい

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