【宅建業】「ハトマーク」と「ウサギマーク」を徹底比較!
不動産業を始めるにあたって悩むのが、不動産団体の加入ですね。
今回は、「全宅」「全日」の違いについてご紹介してみたいと思います!
保証協会入会のメリット
不動産業を始める場合には、「営業保証金」を法務局に供託することが宅建業法で義務付けられています。
供託に必要とされる金額は、主たる事務所1,000万円、従たる事務所1か所につき500万円です。
これから事業を始める方にとって、かなり負担となる金額ですね!
この点、「全宅」や「全日」などの不動産団体に加入すれば、営業保証金の供託が免除され、弁済業務保証金分担金を預けることで不動産業を開業することができるのです!
弁済業務保証金分担金の額は、主たる事務所60万円、従たる事務所1か所につき30万円です。
「ハトマーク」と「ウサギマーク」の違い
宅建業の保証協会には2種類あります。
それぞれのロゴマークから、全国宅地建物取引業協会連合会は「ハトマーク」、全日本不動産協会は「ウサギマーク」として親しまれています。
ハトマーク | ウサギマーク | |
---|---|---|
正式名称 | 全国宅地建物取引業協会連合会 | 全日本不動産協会 |
設立 | 昭和42年 | 昭和27年 |
会員数 | 約10万社 | 約3.3万社(2021.4時点) |
入会金の比較
東京都で不動産会社(本店)が保証協会に加入する場合を例に、入会時にかかる費用を比較してみます。
ハトマーク | ウサギマーク | |
---|---|---|
入会金 | ¥500,000 →¥200,000(入会金減額中) | ¥100,000 (キャンペーン適用) |
会費(年額) | ¥48,000 | ¥33,000 |
印刷物代 | ー | ¥2,000 |
保証協会入会金 | ¥200,000 →¥100,000(分割納付制度利用) | ¥15,000 (キャンペーン適用) |
弁済業務保証金分担金 | ¥600,000 | ¥600,000 |
保証協会会費(年額) | ¥6,000 | ¥12,000 |
その他の費用※ | ¥201,000 →¥131,000(加入手数料減額中) | ¥110,800 |
入会金特別減額 | -¥100,000 | |
合計額 | ¥1,555,000 →¥985,000 | ¥872,800 |
※「その他の費用」はそれぞれの団体で必要な経費となります。共通項目ではありませんのでまとめて記載しております。
※年会費は入会月によって月割りになります。(関連団体は除く)
※入会金・年会費などは、各都道府県により金額が異なります。
※上の表は、2021年6月10日時点における各団体の金額をまとめたものです。キャンペーン適用には、諸条件を満たす必要があります。詳しくは各団体のHPをご覧ください。
ハトマークは、入会金分納制度があり、入会時諸費用の支払いがクレジット決済可能です。
まとめ
「ハトマーク」と「ウサギマーク」の比較、いかがでしたでしょうか。
会員数が多いからハトが有利でウサギが不利といったことはありません。
各団体の様々なサポート体制なども考慮の上、気に入った方を選んでみてはいかがでしょうか。
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